人間は一般的に1日のうち1/3の時間お布団で過ごすとも言われています。このような布団は、ダニが繁殖する条件が数多く揃っているのです。特にベッドマットとなると、厚みもある為、中の方までは掃除機などで掃除をしたとしても吸い込むことが出来ず、繁殖しやすい環境と言えるでしょう。

実は生きているものよりも死骸や糞などの方が、人間の身体への影響は大きいと言われています。

さまざまなアレルギー症状を引き起こす

ダニはアレルギー疾患の原因の一つとも言われていて、繁殖したまま放置することは非常に危険なことです。死骸やフン、抜け殻などはアレルゲンとなり、人間にとって大きなアレルギー反応をもたらすことになります。

由来とする主なアレルギー性疾患としては、アレルギー性鼻炎や皮膚炎、喘息、結膜炎などが該当します。咳が出たり鼻水が止まらなくなる、目のかゆみなどが挙げられます。特に子供の場合には症状がきつくなりやすいため、十分な注意が必要です。

なぜこんなにも布団やマットレスなどにいるのかと言うと、繁殖に必要となる温度や湿度、エサの条件を大きく満たしているからです。布団にはエサとなるフケやアカ、髪の毛などが数多くあります。

布団の中に詰められている詰め物は、身を隠すのには絶好の場所であり、安全に卵を産むのには適した場所です。繁殖しやすい季節としては、一般的に夏だと言われているものの、近年では住宅環境が変わってきたことから、一年中発生する可能性が考えられます。

好む環境は高温多湿であり、6から9月ごろも発生しやすいと言われています。とはいえ冬期であったとしても、加湿器を使っていたり、暖房器具で部屋が暖められていれば、発生する条件は満たされています。

このようなことから、容易に繁殖が可能だということです。このような繁殖を抑えるためには、マットレスや布団を清潔にする必要があります。50°cほどの温度で死滅することから、天日干しをしたり、掃除機をかけるなどのことが求められますが、分厚いマットレスだと、死滅したダニがなかなか除去できない状態が続いてしまいます。

定期的なクリーニングで清潔なマットレスを保ちましょう

このような場合には、定期的にマットレスのクリーニングを利用することが最適な方法と言えるでしょう。マットレスや布団を丸洗いすることにより、汚れを落とすのはもちろんのこと、フケやアカ、ダニのフンや死骸なども除去することができます。

業者に依頼をして、防ダニ加工を依頼することで、さらに清潔に保つことができるでしょう。