マットレスのシミ抜き、種類別の対処方法
マットレスは汚れてしまっても簡単には洗えないため、悩まされている人は多いのではないでしょうか。できたシミの原因はほとんど寝ている間の汗が原因ですが、多くの汗をかき、それが蓄積して時間が経つと酸化が進み黄ばみに変わってしまうのです。
その他にも小さな子供が寝るマットレスなら、おねしょやよだれなどがつきますし、また血液や嘔吐などのものも汚れが落とせない原因として悩まされています。ここではシミの種類別の対処方法をご紹介して行きます。
寝汗やヨダレのシミ抜き
寝汗やヨダレの場合は茶色い黄ばんだような色になっていますが、この場合、酸素系漂白剤でのシミ抜きがおすすめです。酸素系漂白剤は酵素の力で分解する働きがあり、除菌作用もあるので匂いも気になる場合はお勧めです。
ぬるま湯で湿らせたタオルに少量の漂白剤をつけてなじませ、固く絞ってから漂白剤が染み込むようにトントンと叩いて拭いていきます。その後水でタオルをすすぎ、固く絞って同じところを叩くように水拭きして行きます。
最後に乾いたタオルで洗剤や水分を吸い取るように拭きます。
おねしょのシミ抜き
おねしょのシミは、一時的な対処をしても残ってしまうことが多いため厄介です。尿の場合はオキシクリーンでの染み抜きが有効ですが、オキシクリーンがない場合は中性洗剤や酸素系漂白剤でも応急処置ができます。
タオルを濡らして適度に絞ったらオキシクリーンを少量つけ、シミの部分を拭いていき、最後に乾いたタオルで拭き取ります。
血液のシミ抜き
血液のシミ抜きはセスキ炭酸ソーダが有効です。セスキ炭酸ソーダ大さじ1杯と水をスプレーボトルに入れて混ぜ、付いた部分にスプレーして行き、シミが浮いてきたらタオルで叩きながら吸い取るようにします。
ここでシミが無くなるまで何度も繰り返す必要があります。
嘔吐のシミ抜き
嘔吐の場合は重曹が有効です。重曹大さじ一杯を300mlの水に溶かしたものとタオルをご用意ください。タオルに重曹を溶かした水をマットレスのシミ汚れに染み込ませ、押し当てて叩くように拭いていき、消えるまで何度も繰り返します。
以上、種類別のお手入れ方法をご紹介しましたが、最後に必ずしっかりと乾燥させることが重要です。それでもシミや黄ばみがとれない場合は、プロのクリーニング業者に依頼するのも有効です。その場合クリーニング業者に頼めるものと頼めないものがあるのでご注意ください。
ポケットコイルやボンネイルコイルのようなベッドマットレスなら、ほとんどの業者でクリーニングが可能です。低反発ウレタンタイプやラテックスマットレスの場合は、クリーニング業者でも対応してもらえないのでご了承ください。