ベッドマットにたまった汗、放置したらどうなる?
人間は、寝ている間に200~300ccほどの汗をかくと言われています。つまり、ベッドマットはこの汗を毎日吸い込んでいることになりますが、特に湿度が高くなる夏場は汗が蒸発しにくくなるので、より汗がベッドマットに吸収されやすくなります。
ベッドマットにたまった汗を放置した場合のリスク
ベットマットにたまった汗に対して、何の対策も行っていないという方は非常に多いかと思いますが、ベッドマットの汗を放置するとカビが発生するリスクが高まるので注意が必要です。
ベッドマットに発生したカビは、アレルギーや体調不良の原因のひとつで、くしゃみ・鼻水・咳・息苦しさといった症状につながる可能性があります。特に、アレルギー体質の方や乳児、高齢者の方はカビに対する抵抗力が弱く、強い症状が現れることも少なくありません。
また、ベッドマットの汗を放置すると徐々にシミが目立つようになります。最初の頃は黄ばみが気になる程度ですが、徐々に茶褐色に変化していき、簡単に落とすことができなくなってしまいます。
加えて、シミは見た目が悪くなるだけでなく繊維の劣化にもつながるため、放置することで穴が開いてしまうケースも珍しくありません。その結果、ベッドマットの寿命が大きく縮んでしまいますが、シミが気になった段階で繊維の劣化はすでに始まっているので早めの対策が必要です。
快適な睡眠のためにはベッドマットを清潔に保つことが大切
濡れた状態のまま就寝すると布団の中に湿気がこもってしまい、快適に眠ることができません。特に、夏場は寝苦しさのために不眠につながることもあるので注意が必要です。
その他にも、たまった汗を放置すると悪臭の原因にもなります。汗に含まれる成分は細菌のエサになるので、ベッドマットにしみ込んだ汗を放置すると細菌が大量繁殖して悪臭につながります。臭いは単に不快なだけでなく、不眠の原因にもなります。
このように、ベッドマットにたまった汗を放置すると様々なリスクが高まるため早めの対策が必要です。日常的にできる対策としては、起床したらベッドマットを立てて十分に乾燥させることが効果的ですが、定期的にクリーニングに出すことも大切です。
近年は、マットレスクリーニングに対応している業者も増えており、シングルサイズであれば1万円前後でクリーニングを依頼することができます。マットレスクリーニング業者を利用すれば、見た目がきれいになるとともに、アレルギーや体調不良などのリスク軽減にもつながります。
そのため、ベッドマットにたまった汗を放置してしまったら業者に連絡することをおすすめします。